旧岩崎邸庭園の概要・見どころ

 

旧岩崎邸庭園は、東京都台東区池之端にある子にの重要文化財に指定されている歴史的建造物が複数ある都立の公園です。

江戸初期に徳川四天王の一人である榊原康政が屋敷を構えてた場所で、幕末まで榊原家の中屋敷となっていました。
明治に入って、複数の所有者を経て土佐(現在の高知県)出身の岩崎弥太郎が屋敷を構え、戦後に米軍に接収されるまで岩崎家の邸宅をなっていました。

現在でも、2万平米の広大な面積がありますが、往時には現在の3倍程度の面積に20棟以上の建物があったそうです。

現在残っているのは、イギリス人のジョサイア・コンドルが設計した木造建築の洋館と、洋館に結合している和館と撞球室(ビリヤード場)です。

・旧岩崎邸庭園の基本情報

住所:東京都台東区池之端一丁目3番45号

開園時間:午前9時から午後5時まで

休園日:年末・年始(12月29日から翌年1月1日まで)

入園料:一般(中学生以上) 400円、65歳以上 200円(小学生以下無料)
※団体割引・年間パスポート等有

洋館

西洋建築学を教えるために来日したイギリス人のジョサイア・コンドルが設計した木造2階建ての建築物です。
ジョサイア・コンドルは、上野博物館や鹿鳴館、駿河台にあるニコライ堂も設計しています。

イギリス・ルネサンス様式やイスラム風のモティーフも採り入れられていて、柱や扉や階段など至る所に、こだわりのある造りこみがされていて、見ていてなかなか飽きが来ないのでずっと見ていられます。

和館

書院造りを基調とした和風建築で、設計は大工棟梁の大河喜十郎だと伝えられています。完成時には、550坪にもなる大邸宅でしたが、現存しているのは大広間・次の間・三の間の3室と茶室と渡り廊下、便所のみと縮小されていて面積は100坪程度になっています。
和館では、御茶席があり、抹茶やコーヒー、和菓子、ケーキなどが頂けます。

撞球室(ビリヤード場)・庭園

ジョサイア・コンドルが設計したスイス山小屋風の木造建築物で、アメリカの木造ゴシックの流れをくむデザインです。
洋館とは地下道で繋がっているそうです。

庭園は、和風庭園のように池などがあるわけでなく、芝生が広がっているだけな感じです。

一通りぐるっと回るための所要時間は、普通に見て40分程度、急いで見るなら20分程度かと思われます。
御茶席で、ゆっくり抹茶なんかを飲んでお菓子をつまむなら1時間半程度ではないでしょうか。

 

旧岩崎邸庭園へのアクセス・駐車場

 

旧岩崎邸庭園へのアクセスは、都心にあるので地下鉄かJRがお薦めですね。

最寄り駅は、千代田線の湯島駅で徒歩3分です。
他にも、
銀座線上野広小路駅 徒歩10分
大江戸線上野御徒町駅 徒歩10分
JR山手線御徒町駅 徒歩15分
などが徒歩圏の駅となります。

施設内には、駐車場はありません。付近にコインパーキングはありますが満車で止められないことケースが多いので電車がよろしいかと思います。

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