さきたま古墳公園の概要・見どころ

 

さきたま風土記の丘を前身として、埼玉県行田市に整備された都市公園がさきたま古墳公園です。
日本最大級の直径が105mもある円墳「丸墓山古墳」や国宝「金錯銘鉄剣」が出土した稲荷山古墳などが前方後円墳8基・円墳1基がからなる埼玉古墳群、埼玉県立さきたま史跡の博物館、将軍山古墳展示館、はにわの館、観光物産館さきたまテラスなどが敷地内にあります。

毎年5月4日には、公園内の芝生広場で古事記に由来する「さきたま火祭り」が行われることでも知られています。

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丸墓山古墳

6世紀前半に築かれたと推定される円墳で、直径が105m・高さが17mと円墳では日本最大級の規模です。
埼玉古墳群の中でももっとも高く頂上に大きな桜の木が何本かあることもあり公園内でもよく目立っています。
南側の通路は、1590年の石田三成が忍城を水攻めした時に造られた石田堤の一部だと言われています。
この丸墓山古墳は、忍城包囲時に石田三成軍の本陣が置かれたとも伝えられています。

頂上への登り口は、南北2か所ありそれぞれ百段弱の階段になっていて昇り降りはちょっときついですね。

稲荷山古墳

埼玉古墳群の中で築造時期が5世紀後半と推定され、最も古いとされる前方後円墳です。
全長は120m、後円部の高さが10.4m、前方部の高さが9.4mという規模の古墳です。
後円部から、国宝に指定された115文字の銘文が刻まれた稲荷山古墳出土鉄剣が出土されています。
後円部の頂上には、鉄剣が出土された詳しい状態が表示された復元図が展示されています。

埼玉古墳群のうち、古墳の頂上に立ち入りできるのは、丸墓山古墳とこの稲荷山古墳の2つのみです。

将軍山古墳

6世紀末に造営されたと推定され、全長90m、前方部の高さが9.4mという規模の前方後円墳です。
1997年に将軍山古墳展示館が開館され、古墳の内部を見ることができます。

二子山古墳

武蔵国最大規模の前方後円墳で、全長132m、前方部の高さが13.7m、後円部の高さが11.7mの規模です。
造営時期は、6世紀前半と考えられています。

埼玉県立さきたま史跡の博物館

国宝「稲荷山古墳出土鉄剣」をはじめとする、埼玉古墳群で出土された貴重な文化財を補完・展示しています。
稲荷山古墳出土鉄剣は、窒素ガスを封入した特殊なケースにより展示されています。

入場料は、大人が200円、学生が100円で将軍山古墳展示館の入場料も含まれています。

 

さきたま古墳公園へのアクセス・駐車場

 

さきたま古墳公園の公共交通機関でのアクセスは、JR吹上駅・JR行田駅・秩父鉄道行田市駅からバス利用があります。駅から徒歩なら秩父鉄道行田市駅が最も近く約2.7kmで所要時間は、40分程度です。

駐車場は、300台以上駐車可能で十分用意されています。
可能ならば車で行くことをお勧めします。

付近でランチできるような場所はありません。

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