喜多院の概要・見どころ
喜多院(別名:川越大師)は、埼玉県川越市にある天台宗の寺院で、山号は星野山です。
関東三十六不動の台28番、小江戸川越七福神第2番です。
円仁(慈覚大師)が9世紀ころに創建し、当時は無量寿寺で寺号でした。
関東の戦乱により衰退していましたが、慶長四年(1599年)に徳川家の信頼が厚い天海僧正が住職として入寺した時に寺号を喜多院に改め川越藩主の力添えにより再興しました。
慈恵堂(本堂)の隣にある客殿・書院・庫裏は、寛永十五年(1638年)にあった川越大火で喜多院のほとんどの建造物は焼失したため、徳川家光が江戸城内の紅葉山御殿の一部を喜多院に移築したものです。
書院内には、家光が誕生した部屋や春日局が使用した化粧の間が残っています。
五百羅漢像
日本三大羅漢のひとつで羅漢像は538体あります。
天明二年(1782年)から文政八年(1825年)の半世紀ほどに間に造られたもので、深夜に羅漢の頭を撫でると一つだけ温かいものがあり、それは亡くなった親に似ているという伝承が残っていますが、深夜に羅漢像に入ることはできません。
喜多院の御朱印
喜多院の御朱印は書院・客殿の入場券を売り場で受け付けています。
御朱印をお願いしてから、書院・客殿を見学して戻ってくるとほぼほぼ出来上がっています。
喜多院へのアクセス・駐車場
喜多院へのアクセスは公共交通機関を利用するなら、川越駅から出ているあぐれっしゅ川越行の喜多院バス停が最寄りになります。
川越の街並みを観光しながら喜多院まで歩いて行くのもおすすめです。
JR川越駅からなら徒歩で20分程度です。
車で行くなら、喜多院の山門の北側に駐車場があります。
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